HOME » Order System » Order Flow
Order FlowOrder System
初めてのご来店、
緊張するのはむしろ私たちの方です。
まずはお気軽に、お電話またはメールにてお問い合わせ下さい。お客様の疑問にお答えするとともに、オーダーまでの大まかな流れをご説明いたします。
その後ワークショップへはお気軽にご来店下さい(要予約)。実際に靴やレザーサンプルなどを見ていただくことはもちろん、どのような空間で、どのようなつくり手が靴をつくっているかを直接感じていただくことができるかと思います。
また、お客様の足を実際に拝見し、既製靴に対するご不満な点などをお伺いしながら、オーダーまでの詳細をご案内いたします。
何が問題か、それは靴が教えてくれます。
まずは、「パターンオーダー」用のフィッティングサンプルによる足入れのチェックを行います。これはお客様の足の特徴やフィッティングの好み等を実際の靴を通して把握するとともに、フィッティングに関する不具合を確認し、ご案内すべきオーダー方法を判断するために行うものです。
この段階で、特別フィッティングに問題がないと判断できる場合、「パターンオーダー」によるオーダーをご検討頂けます。フィッティングに問題がある場合、その程度に応じて「モディファイドオーダー」か「フルスクラッチオーダー」か、どちらでオーダーいただけるかをご案内いたします。なお、お客様によってはフィッティングサンプルによる足入れのチェックをしない場合もあります。
何が原因か、それは足が教えてくれます。
フィッティングサンプルへの足入れで、フィッティングに問題がありラストの制作が必要と判断される場合、足型の採寸を行います。採寸はソックスを着用し、片足ずつ座った状態と立ち上がった状態で行います。足の外郭、アーチ、必要な部位の位置や寸法を計測し、同時に足の細かな特徴等をチェックしていきます。こうして記録、計測された足型の情報と、フィッティングサンプルでの結果を照らし合わせ、どのような原因によって靴のフィッティングの問題が生じているかを把握し、必要とされるラストの制作の概要をご案内いたします。
靴を選ぶのではない、つくるという楽しさ。
オーダー方法とそれに伴うラストの制作方法が決定しましたら、次は靴の仕様を検討していきます。靴の仕様は、(1)デザイン、(2)アッパー素材、(3)ソール仕様、の順でご案内いたします。「デザイン」は、クラッシクなものからコンテンポラリーなものまで、幅広いスタイルからお客様のライフシーンとワードローブに合わせてお選びいただけます。「アッパー素材」は、フランス、ドイツなど世界の名だたるタンナーより多数ご用意しております。どの革も長年の使用に耐える堅牢さときめ細かな肌合いが特徴的で、使い込むほどに味わいを増していくものばかりです。「ソール仕様」は、素材、製法に始まり、ディテールの仕上げ方、各種補強パーツ等、幅広くご検討いただくことができ、お客様の靴に求めるイメージやスタイルにお応えいたします。
「靴をつくらせていただく」、
私たちの基本姿勢です。
オーダーの内容が決まりましたら、金額をお見積もりいたします。オーダー金額は「商品の定価」+「エクストラチャージ」からなります。「エクストラチャージ」はお客様のラスト制作方法やオーダー内容によって異なり、「ラストの制作費用」+「パターンの調整費用」+「各種仕様別のアップ・ダウンチャージ」からなります。お見積もりをご了承いただいて、はじめてオーダーが確定いたします。その後、前金としてオーダー金額の半金以上のご入金を頂いてご成約となります。
確かめたいのは、靴のフィッティングと
お客様の表情です。
「仮フィッティング」とは靴が出来上がる途中のプロセスにおいて、簡易的に制作した靴を使用して主に足入れのチェックのために行うフィッティングを意味します。難易度の高い難しい足では、仮フィッティングを数回行うこともまれではありませんが、靴の本制作へは仮フィッティングを受けて、フィッティングの問題にほぼ目処がついた段階で進みます。基本的には「フルスクラッチオーダー」のお客様のみが対象となりますが、それ以外でもオーダーの内容やお客様からのリクエストによって実施しております。
靴のお渡しは、ご満足と引き替えです。
商品のお渡しは、原則ご来店をお願いしております。お渡しの際の靴のフィッティングをシューメーカー自らが直接確認し、最終的なチェックをさせていただくためのものです。履き込む過程での靴の変化とお渡し時点でのお客様自身の感覚を考慮に入れ、靴のフィッティングを総合的に判断します。またその際、フィッティングに関して調整が必要であると判断した場合でも、迅速かつ正確に対応することが可能となります。フィッティングに問題なければ、残金をご清算いただいて商品のお渡しとなります。